確か倒産前の共和商会? 会社名は不確かですがJunoブランドで約２０年以上前に販売した手工モデル。
当時のジュノーは再建されて作られた現在のような安価なモデルばかりではなく、
結構手間をかけた高価なギターを製作していたのであります。
JUNOのボディ形状は非常にオリジナリティーがあります。
またネックはエレキの如くで、グリップして弾く方には、しっくりくる造りです。
ファンである仲井戸"chabo"麗市の愛用ギターとして有名なんだな。
「思い入れ」だけで買ったようなものであるが、実際に手にしてみると、
ブルースマンにぴったりのプレイヤビリティを誇り、chabo が愛用するのも納得。
（ただし、彼のは、トップがシダー、サイドバックがマホですけどね。）

JUNOの特徴は、ボディ形状、ネックのみならず、このブリッジ写真でお分かりかと思うが、
非常にユニークなサドルが付いている。これは、各弦ごとに独立したブラス製のスクリュー状の、
構造となっており、ネジを回す要領で個々の弦高を調節できる。斬新で画期的。実は、38年に
発売されたギブソンSJ-200にも同じ構造のサドルが採用されていた。